横浜市住宅供給公社と駐車場シェア「特P」が提携

　横浜市住宅供給公社（神奈川県横浜市、理事長：二宮智美、以下：公社）と株式会社アースカー（東京都千代田区、代表取締役社長：遠藤昭二、以下：アースカー）は駐車場シェアリングサービス「特P（とくぴー）」について提携し、公社が横浜市青葉区に所有する賃貸マンション「オクトス市ケ尾」において、月極駐車場のオンライン募集を開始します。これまで公社では、賃貸住宅の敷地内にある月極駐車場の貸出対象をその住宅の入居者に限定してまいりましたが、地域の皆様の利便性向上を目指して貸出対象を入居者以外のユーザーにも拡げていくにあたり、より利用しやすいサービスを提供するために今回の提携に至りました。6月15日（水）より月極募集をスタートし、今後、時間貸しも実施していく予定です。

　一方、アースカーが運営する「特P」は2017年のサービス開始以来、空き駐車場の時間貸しサービスを展開してきましたが、多様な貸出に対応するため2021年2月に月極駐車場機能を追加しました。月極募集から契約手続き、毎月の賃料決済（クレジットカード自動決済）をオンラインで完結できるのが特徴で、書面によるやり取りや利用者との直接対応が発生しないことから駐車場オーナーの負担は大きく軽減されます。また、月極募集を行う間に時間貸しする運用も可能で、遊休期間を極力短くし、収益を最大化することができます。現在、特Pの貸出形態は、地域の特性や利用者のニーズに合わせて「サブスク（長期月極）」「マンスリー（短期月極）」「1日貸し」「時間貸し」の4パターンから選択でき、数ある駐車場シェアリングサービスの中で月極貸出まで対応しているのは特Pのみとなります。

　今回の提携の背景には、賃貸住宅における月極駐車場利用者の減少があります。横浜市の人口は2020年の国勢調査で過去最多の378万人を記録するなど、人口・世帯数ともに右肩あがりで上昇していますが、一方で自動車保有台数は減少傾向が続いています。この課題に対し、公社が管理する賃貸住宅の月極駐車場を特Pで貸出することで、空き駐車場の有効活用と収益化に取り組みます。従来にはなかったオンラインでの貸出サービスを提供することで、新たな顧客層の開拓も期待できます。また、賃貸住宅の入居者だけではなく周辺住民も駐車場が利用できることで地域一帯の生活利便性の向上につながるものと考えております。

　特Pと住宅供給公社の提携は、2021年4月の神奈川県住宅供給公社に続き、今回が2件目の事例となります。今後も両者は協業し、特Pを通じて誰もが利用しやすい月極駐車場の提供に取り組んでまいります。

 ■貸出駐車場について

名称：オクトス市ケ尾駐車場
住所：神奈川県横浜市青葉区市ケ尾町541-2
貸出車室数：6車室（2022年6月15日時点）
月極申込URL：https://toku-p.earth-car.com/monthly-parking/parking-detail/310017984

◎横浜市住宅供給公社について

◎アースカーについて
カーシェアリングサービス「アースカー」の運営会社として 2009 年に設立。2017 年にはカーシェアリング運営の大きな課題である駐車場確保を円滑に行うため駐車場シェアリングサービス「特 P（とくぴー）」をオープンし、現在、モビリティ領域において 2 つのシェアリングサービスを展開しています。2019 年にはカーシェアリングサービスをフルリニューアルし、大手から中小企業まで幅広い事業参入に対応する事業者向けプラットフォームを開発。特 P とともに事業者と利用者を結ぶ BtoBtoC シェアリングサービスのビジネスモデルを構築しています。IT 開発および金融・FX 事業を軸に、国内外不動産、再生可能エネルギー、リゾート開発、M&A 等、事業の多角化を積極的に推進する IS グループの一員で、シェアリングシステムの企画・開発はすべて自社で行っています。

駐車場シェアリングサービス『特P』
https://toku-p.earth-car.com/

駐車場シェアリングサービス『特P月極』
https://toku-p.earth-car.com/monthly-parking

カーシェアリングサービス『earthcar』
https://carshare.earth-car.com/